
聞いて。なんと、私、GASもはじめたの!

GAS?ガス?ガソリン??

違うよ!GASはGoogle App Scriptというの。Googleから出たプログラミング言語だよ

へえー!そんなのあるんだ?びっくり。
GASとは
GAS・・聞きなれない言語です。私も最初聞いたときは「ガス?車のガソリン?」ととっさに思ってしまいました。
でも調べてみると、例えばGoogleスプレッドシートやGmailなどでも使える便利なスクリプトのようで・・自動化にも関係ありそうだし、ということで興味が出てきて、今日から勉強することにしました。
GASはGoogle社が提供するプログラミング言語
GASはGoogle社が提供しているプログラミング言語です。
その特徴として以下のことが挙げられます。
- Javascriptをベースとした言語である
- しかし一般的なJavascriptと全く同一ではない
- GASで使われているJavascriptは「基本構文」「制御構文」「演算子」「関数」「組み込みオブジェクト」などのコアとなる部分のみが対象となる
GASはブラウザ上で編集、デバッグなどの動作を行なう
GASはもともとGoogle社から提供されているということもあり、例えばGoogleスプレッドシート内のエディタでコード編集、デバッグなどの動作を行なうようになっています。
つまり、コーディングのためのソフト(例えばVSCodeなど)は不要ということですね。
GASの開発に必要なものは3つだけ!
今までの話からも何となく予想できていると思いますが、GASの開発環境に必要なものは3つだけで充分です。
- Googleアカウント
- ブラウザ(GoogleChrome推奨)
- パソコン(MacでもWinでもどちらでもOK)
ちなみにGoogleアカウントは、G Suiteメンバーと無料のGoogleアカウントどちらでもOKです。
Gmailを持っていればすぐにでも始められるのがGASの魅力ですね!
GASの注意点
ここまででざっとGASについての説明を書いてきましたが、これを見ると「GAS楽勝っぽいな」という感じがしますよね。
でも実は、GASには気を付けなければならないことがあるのです。
GAS開発ではハード・容量制限に注意する
特に、GAS開発では開発環境をあえて用意しなくていい代わりに、Googleスプレッドシートなどをオンラインで使う必要があります。
そこから開発に制限が出てくることがあります。
その「制限」が以下のとおりです。
この理由として、GASはGoogleサーバー上で動作するため過負荷が大きいとGAS全体に影響を及ぼすことがあるから・・というのが挙げられます。
ちなみに、制限としては例えばハードとしては無料のGoogleアカウントだとスクリプト実行時間の制限が6分まで。
カスタム関数の実行時間の場合1回あたり30秒。
これをどう見るか、は私はまだGASを学び始めたばかりなのでわかりませんが・・・
ともかく、大事なことはスクリプトの実行時間などを意識して開発すること、ですね。

扱うデータ量が大きかったり、速度を気にせずスクリプトを書いたりするとあっという間に制限に達してしまうことがあるので気をつけながら開発を進めていくことなんだね!
では、「GASとはなにか?」のさわりは終わったので次からは実際に開発にうつってみます。
参考文献
このGAS記事は、高橋宣成さんの著作「GoogleAppScript完全入門」を見て勉強しながら書いています。
高橋さんが書いた本はとても分かりやすく、プログラム未経験者でも理解できるのではないかと思います。
もしよろしければ、皆さんも興味があれば是非是非どうぞ!